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WBA(世界ボクシング協会)世界バンタム級挑戦者決定戦が15日、横浜BUNTAIで開催された「U-NEXT BOXING.5」のメインイベントで行われ、ノニト・ドネア(43=比/米)と増田陸(28=帝拳)が対戦した。

スリリングな中間距離からの攻防が続いた7回、増田の左ストレートがドネアの顔面に食い込むと、フィリピーノフラッシュがダウン。立ち上がったドネアだったが8回、リズムが戻らず、ドネア陣営からタオルが投げ込まれた。

試合後、増田は充実した表情で、会見場に姿を見せ「この試合に向けて3カ月間積み上げてきたものを、試合で出すことができた」と切り出すと、「ラウンドを重ねるごとに、ドネアの底力を感じた。削っているはずなのに後半になっても目が死んでいなくて、カウンターを狙っていたので、なかなか仕留めることができなかった」と、レジェンドの強さを振り返った。
試合について「右を単調にせず、多彩に当てる練習をしてきた。確実に左を当てるために、右で慎重にリズムを作るプランだった。ダウンを奪った左は突き抜ける感触があったが、立ってくると思っていた」と語った。

被弾した場面でも「フックをもらった場面でも、1発で倒れる強さではないと判断した。相手をよく見て、攻めてくるならカウンターを合わせる、来ないなら自分のボクシングをするつもりで戦えた」と冷静に試合を進めたことを話し、勝利の瞬間については「もっと綺麗に倒したかったし、練習してきたことをもっと出したかった」と、レジェンド撃破にも笑みは浮かべず「ドネアに勝てたことを、今、フツフツと実感している」と率直な胸の内を明かした。

最後に「試合中は目の前のドネアに集中していたので、堤選手のことは意識していなかった。ただ、個人的には堤選手との再戦は楽しみにしている。誰が相手でも世界チャンピオンにふさわしいボクシングができるように取り組んでいきたい」と意欲を示した。

同席した大和心トレーナーは「増田は頭が良くて冷静。もっと前に出たいところを我慢して、プラン通り戦ってくれた。ドネアは効かせても前に出てフックを合わせてきたので、こちらも気を引き締めた」と増田の活躍に、安堵の表情を見せた。




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