[リングサイドの目]2026.3.15
王者・堤聖也が注視した一戦! ドネアvs増田陸をリングサイドでチェック!

WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の堤聖也(30=角海老宝石)が15日、横浜BUNTAIで開催された「U-NEXT BOXING.5」をリングサイドで観戦した。
注目したのは、同級1位のノニト・ドネア(43=比/米)と同級4位の増田陸(28=帝拳)が激突したWBA世界バンタム級挑戦者決定戦だ。
現王者にとって、自身の次戦につながる可能性が高い重要な一戦。堤はリングサイドから鋭い視線を送り、トップ戦線の攻防を細部までチェックした。43歳にしてなお世界戦線に身を置くドネアの経験値と、勢いに乗る増田のパワーと攻撃力。世代を超えた対決を、王者はどのように見たのか。
試合終了後、囲み取材に応じた堤は、「このラウンドで終わるかなというラウンドで終わった。戦前は中盤以降、増田選手にとって難しい展開になると思っていたが、良いプランを持っていた。ドネアの入場の雰囲気も前回と違って、あまり良くないように感じた」と冷静に分析した。
治療を優先したドネアは試合後会見はキャンセルしたが、「帝拳ジムにチャンスをもらった感謝している。一生懸命に戦いました。増田選手、おめでとう」と、メッセージを発信した。
さらに、序盤の攻防にも着目した。「序盤、増田選手があまりにも左を出さないので、どこまで隠し持つんだろうと思っていた。ドネアに手を出させて疲れさせる組み立てができてからは、冷静にはめ込んでいた。勝負は時間の問題だと思った」と、増田の戦術遂行力を評価した。
挑戦者決定戦の結果は、王者である自身にも直結する。「作戦を遂行できるようになっていた。どちらが来ても再戦は嫌だなと思ったけど、こっちが来たかという感じ。(増田選手は)よくここまで登ってきたなと。手強い相手なのは、ずっと変わらない」と率直な印象を語った。
その上で、今後の展望にも触れた。「決まればやっつけるだけ。今後どういう流れになるかわからないけど、(自分は)鼻の治療をするので、その間に増田選手とバルガス(アントニオ・バルガス=米)が戦って、その勝者が自分とやる形でもいい。俺がチャンピオンですから」と、王者としての自覚をにじませた。
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