[試合後談話]2026.3.24
野上翔vs浅海勝太! フライ級2冠戦は主導権を巡る攻防

日本フライ級タイトルマッチ&OPBF東洋太平洋同級王座決定戦が24日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル152」で行われ、日本王者の野上翔(25=RK蒲田)と日本1位・OPBF同級3位の浅海勝太(31=MR)が対峙した。
国内王者と上位ランカーが激突する注目の2冠戦。世界への足がかりとなる重要な一戦は、静かな立ち上がりから徐々に熱を帯び、緻密な駆け引きと意地が交錯する展開となった。
序盤は静かな立ち上がりとなったが、サウスポー野上が左ストレートを軸に主導権を握り、前半終了時の公開採点は50-45×3でリード。後半は浅海が右フックやボディで反撃したものの、野上が的確なカウンターと手数で上回り、最後まで主導権を譲らず勝利を収めた。
2冠王者に輝いた野上だが、「内容には納得していない。反省と課題しかない」と厳しい自己評価。「前半は良かったが、後半はグチャグチャになった」と振り返りつつも、「自分の距離で戦うことは意識していた」と手応えも口にした。
さらに「練習中に右腕の靱帯を痛めていた」と、万全ではなかったことを明かし、「状態を見ながら次の段階に進みたい」と今後を見据えた。
「ベルトは世界に行くための通過点」
また、2本目のベルトについては「特別な感情はない。ベルトを集めているわけではない」と冷静に語り、「世界へ行くための通過点」と位置付けた。すでに視線は次戦、そしてその先へと向けられている。
WBO-AP王者の富岡浩介(RE:BOOT)の試合を観戦予定
5月2日に東京ドームで行われるWBOアジアパシフィック同級王者の富岡浩介選手(23=RE:BOOT)の防衛戦を観戦予定。「世界に行くための切符として、3つ目のベルトを狙い、獲得に向けて日々練習していく」と上を見据え、視線はすでに次へ向いていた。
コンビを組む柴田大地トレーナーは「内容としてはまだまだ。本来ならKOも狙えたと思う。ただ、練習中の右のケガもあったので、今回は何より勝って良かった」と愛弟子の試合内容に言及しつつも、笑顔で勝利を評価した。
一方の浅海は「野上選手が上手かった」と相手を評価し、「前半は足を使い、中盤から勝負するプランだった」と明かした。「倒さないと厳しいと思って前に出た」と振り返り、悔しさをにじませた。
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