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[試合後談話]2026.3.15

松本流星と高田勇仁は初回からバチバチ

松本流星と高田勇仁は初回からバチバチ

 昨年9月以来のダイレクトリマッチとなったWBA(世界ボクシング協会)世界ミニマム級タイトルマッチが15日、横浜BUNTAIで開催された「U-NEXT BOXING.5」で行われ、チャンピオンの松本流星(27=帝拳)と同級4位の高田勇仁(27=ライオンズ)が拳を交えた。

ハイレベルな技術戦

 丁寧にジャブを突きながら距離を詰める高田に対して、サウスポーの松本は足を使って右フックと左ストレートで出入りのボクシングでリズムを作った。距離が近くなると、高田は左ボディと右ストレートを振り抜くが、松本はタイミングよくカウンターを合わせる。後半に入っても手数と運動量が減らない両者だか、決定打には恵まれず、判定へ。各ラウンドの要所で有効打をヒットしたチャンピオンの松本がフルマークで、ポイントアウトして防衛に成功した。

フルマークで王座防衛に成功

 試合後の会見で松本は「あの日(昨年9月の試合)の続きを見せることができた」と話し出し、「前回より前に出てくると予想して準備してきたが、それ以上に高田選手の気持ちが強く、1発もあり、冷静に試合を進めた。12ラウンドを初めて戦い切ったことは、この先に向けて活きる大きい経験になった」と、高田の気持ちの強さを讃え、今回の収穫を口した。

 加えて、「最後まで冷静にセコンド陣と連携を取り合えた。徐々に弱らせてから仕留めるプランだったが、粟生さんの言うとおり勇気が出し切れず悔しい、仕留め切ることが課題。」と冷静に分析。

課題は「勇気」

 続けて「子どもの頃から、本物のチャンピオンになるのが目標。今日で日本人は卒業できた。今後は世界で強いやつと戦いたい。周りから“セカンドチャンピオン”と言われてることはわかっている。誰と戦いたいとは言えないが、子どもの頃から憧れている“緑のベルト”がカッコいい」と、WBAスーパーチャンピオンでWBO王座も統一しているオスカー・コラーゾ(29=プエルトリコ)との王座統一戦と、WBC王者のメルビン・ジェルサエム(32=比)との対戦にも意欲を示した。

 最後に「自分の好きなことができる幸せを、お二方が教えてくれた。ボクシング人生が終わるまで、2人の教えを胸に精一杯頑張りたい」と、親交のあった日本大学ボクシング部の恩師で昨年亡くなった梅下新介前監督と神足茂利さんへの思いを語り、さらなる飛躍を誓った。

真の世界王者へ!WBCのベルトも視野に。

 会見に同席した粟生隆寛トレーナーは「安定感のあるボクシングができるようになった。もっといけるチャンスがあったが、そこで攻める勇気を出せるようになれば、さらに一皮も二皮も向けて強くなる」と松本の成長に期待を寄せた。

高田勇仁(ライオンズ)は完敗を認めた。
 一方、健闘するもタイトルに手の届かなかった高田は、「松本は強くて、うまい印象だった。自分が追い詰める場面を作れず、相手の上手さが上回っていた」と試合を振り返った。それでも「最後まで倒れない気持ちと、前回と同じ内容にならないように意識し、前に出続けた」と意地を見せたが、「悔しいが全部出し切って負けた」と潔く結果を受け入れた。

 最後に「ディフェンスや、自分の流れを作れるようなボクシングを課題に、これからも練習していきたい」と前を向いた。

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