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[試合後談話]2026.3.15

タイのレジェンドに岩田翔吉が挑んだ!

タイのレジェンドに岩田翔吉が挑んだ!

 WBC(世界ボクシング評議会)世界ライトフライ級タイトルマッチが15日、横浜BUNTAIで開催された「U-NEXT BOXING.5」で行われ、タイ王国が誇る現役レジェンド、ノックアウトCPフレッシュマート(35=タイ)に世界王者返り咲きを目指す岩田翔吉(30=帝拳)が挑んだ。

岩田翔吉(30=帝拳)王者返り咲き

 岩田はジャブと右ボディで先制し、序盤から主導権を握ると、3回に右クロス、6回には左フックで効かせて攻勢を強めた。4回に偶然のバッティングで、ノックアウトが左目上をカット。8回、傷の悪化によりレフェリーが3度目のドクターチェックを要請。ドクターストップのため、負傷判定で岩田が新王者となった。

ノックアウトCPフレッシュマート

 緑のベルトとともに会見場に笑顔で入ってきた岩田は、「練習でやってきたことを試合で出せれば勝てると思っていたので、少しは出せたと思います。昨日の計量後に田中繊大トレーナーから“スピードで勝つぞ”と言われ、リカバリーの体重も抑えて、スピード重視にしました。打ち終わりを狙い、自分のターンで終わる意識はできたと思います」と、タイのレジェンド対策を明かした。

 「普段は6kgリカバリーしますが、今回は5kgいかない4.5kg弱に抑え、一発に頼らないよう炭水化物も減らしました。前回負けた試合では足を使われたので、自分も足を使う戦いをしたいと思っていました」と、作戦通りの戦いができたという。

採点表

 試合が中断され、CPフレッシュマートがドクターチェックを受けている間も集中力は切れていなかった。「深呼吸して息を整えていました。傷は開いていましたが、自分のパンチも当たっていたので、やるつもりで待っていました。ポイントは取っていたと思います」。

 「ジムでは足を止めないボクシングを練習してきました。ブロックして前に出れば相手が戸惑うと思い、指示を待って行きました。(相手は)右アッパーを研究して頭をずらしてきたので、当たりにくかった。左ボディとフックは効いた感じがありました。もちろん倒したかったです」と、スピードだけではなく対策も練っていた。

 会見に同席した田中トレーナーは、「フレッシュマートが前に出てくるのは分かっていたので、足でさばくだけでは印象が悪い。前に出て止めて、体勢の低いフレッシュマートを起こすことを狙った」と、作戦を遂行した岩田を労った。

田中繊大トレーナーと岩田翔吉

 岩田はCPフレッシュマートへのリスペクトも口にした。「タイでムエタイのジムに住み込んでトレーニングしたことがあり、ムエタイボクサーは気持ちが折れない。顔や腹が効いても絶対に倒れないし、パンチも固くて強かった。リスペクトがありますし、いい試合になってよかったです」と、タイのレジェンドの凄みもリングの中で体感した。

 ライトフライ級では日本国内で世界戦が続くが、「見に行きたいです」と目を輝かせた。統一戦など具体名は挙げなかったが、世界王者返り咲きに安堵の表情を浮かべた。


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