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本田フィットネスボクシングジム主催の「火の国ファイティング」が1日、熊本・しろやまスカイドームで開催され、エキシビションに出場した元WBA・IBF世界スーパーバンタム級統一王者ダニエル・ローマン(35=引退)の登場に、会場はどよめきに包まれた。
ダニエル・ローマンは2010年10月8日にプロキャリアをスタートさせ、2017年9月3日、当時のWBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(真正=引退)を破り王座を獲得。その後も同級を主戦場に、TJ・ドヘニー(39=アイルランド)、ムロジョン・アフマダリエフ(31=ウズベキスタン)、ファン・カルロス・パヤノ(41=ドミニカ)、スティーブン・フルトン(31=アメリカ)ら、当時のスーパーバンタム級を代表する強豪たちと拳を交えてきた。
2022年6月4日に行われたWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、スティーブン・フルトンに敗れ、引退を表明。しかし今回、熊本・芦北町で行われたイベントに突如姿を現し、エキシビションに出場した。


現役復帰に前向きなローマンは、「今はまだはっきりとは決められていないけど、スーパーバンタム級でやれたら」と言葉を紡いだ。「熊本には1週間ほど滞在する予定で、まだ所属ジムは決まっていない。ゆっくり話し合って決まると思う。良いチャンスだと思うし、日本でこれからを決めていきたい」と静かに話した。
試合を望むとしたらいつ頃になるか、という問いにも笑顔を見せながら、「まずはブランクを確かめたいんだ。自分の身体をもう一度確かめる必要がある。無理はできなくなっているとも思う。でも、そこから自分のベストパフォーマンスを見せたいんだ」と応えた。

現役復帰を目指す理由について、「私は7歳からボクシングをやってきた。それが私の柱になっているんだ。今日、若い選手たちの試合を見て(現役復帰が)確信に変わったんだ」と語り、そこで一瞬言葉を途切れさせた。
そして、「私の心はまだ燃えている。今日、それが分かった」と静かに言葉にした。

「今日の動きは、ピークとは程遠いよ」と謙遜しながらも、「何があっても、ここから自分のベストを見つけていきたい。やり遂げたいんだ。日本の皆さまに喜んでもらえるようなパフォーマンスを目指すよ」と力強く語り「また私のファイトが見たいですか?」と笑顔でインタビューを締めくくった。
今回のエキシビションでも、細かいステップワークと美しいウェイトシフト、上下に散らす左ジャブから放たれる鋭い右の踏み込みで、世界王者の片鱗を見せたダニエル・ローマン。日本のリングで新たな輝きを放つ日も近いのかもしれない。



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