[試合後談話]2026.3.7
「衝撃の結末」齋藤麗王vs大畑俊平! 後楽園ホール騒然のスーパーフェザー級戦

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者の齋藤麗王(27=帝拳)対同級4位の大畑俊平(25=駿河男児)が7日、後楽園ホールで開催された「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT 41」のセミファイナルで行われた。
勝ち星すべてがKOという破壊力を誇る王者の強打か。それともタイトル初挑戦の挑戦者が牙城を崩すのか。注目の一戦は、序盤から互いに譲らぬ激しい攻防となり、会場の熱気を一気に高めていった。
初回は、大畑がジャブを巧みに突いて先制攻撃。2回になると、齋藤がガードを固めて打ち合いに行き、大畑も真っ向から応戦。その後は、お互いに引かず激しい打撃戦を繰り広げた。6回、回転力を活かした連打で会場を盛り上げる中、齋藤がやや上回った印象。7回、大畑はジャブで距離を作ると右フックを好打。チャンスを逃さずパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
新王者に輝いた大畑は「まだ実感はないが、アマチュア時代からタイトルに縁がなかったので、初めて獲れてうれしい」と笑顔を弾けさせた。
「中間距離で戦いながら、中盤にカウンターを合わせていく作戦だった。想定内ではあったが、プレッシャーが強くて焦った。ただ、開き直って戦えた。ユースタイトルで敗けた経験が活きた」と胸の内を明かした。
勝負を決めた右ストレートは一番練習してきた
勝負を決めた7回については、「ダウンを奪いたいと思って、わざとコーナーに誘って右ストレートを当てる作戦だった。感触はなかったが、一番練習してきたパンチ。左フックに頼りがちだったので、右にも怖さが欲しかった。前回の左フックでのKO勝ちがあったからこそ、今回の右が活きた。(右の威力が)バレてしまった」と冗談を交えながら、声を弾ませた。
さらに「スーパーフェザー級はトーナメントも開催中で、自分より強い選手もいる。これからは狙われる立場。チャンピオンとしての自覚を持って戦う」と表情を引き締めた。
同席した中野裕司トレーナーは「もともと左の使い方は上手い選手なので、バリエーションを増やす意味で、右ストレートを徹底的に鍛えた。挑戦者なので倒さないと勝てないと思っていた」と静かにうなずいた。
続けて「うれしい気持ちはあるが、以前自分がいたジムの選手でもあり複雑な思いもある。敬意を持って戦った強いチャンピオンだった」と、しみじみと言葉を置いた。
同門のマーク・ビセレスにつなげた
最後に「マーク・ビセレスのタイトル戦も決まっているし(4月29日、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦)、木村蓮太朗にも日本タイトルのチャンスがある。ベルトを3本獲って静岡を盛り上げたい。木村が中心のジムだが、後輩がタイトルを獲ったことは良い刺激になる」と力を込めた。
一方、試合後の齋藤は左目の眼窩底骨折の疑いがあり、病院へ直行したため会見は行われなかった。
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