[試合後談話]2026.3.18
鈴木稔弘の進化の手応えと課題。移籍初戦で見せた柔と圧!

OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級7位の鈴木稔弘(29=角海老宝石)が18日、後楽園ホールで開催された「KADOEBI BOXING.4」スーパーフェザー級8回戦で、ジェスレイ・ワミナル(31=比)と対戦した。
内容と結果の両立をテーマに掲げた一戦で、鈴木が新たなスタイルの片鱗を示した。圧をかけながらも冷静さを失わず、試合を支配。だが本人の視線は勝敗の先、その完成度に向けられていた。
初回から鈴木が柔らかさを意識しながら、プレスをかけて左ボディを好打。ワミナルの右フックを前の手で冷静に対応した鈴木は、上下に打ち分け攻勢。ジワリジワリと体力を削っていくと、4回に左アッパーからパンチをまとめてフィニッシュした。
移籍初戦を終えた鈴木は控室に戻ると、兄で元OPBF東洋太平洋ライト級王者の鈴木雅弘(30=角海老宝石)と、すぐさま反省会を実施。勝利の余韻に浸ることなく、内容の精査に時間を割いた。
「効かせても攻め急がなかった点は良かったが、ジャブのアクションが単調だった。丁寧と柔らかさを意識した」。内容的優位を築いた一戦にも、自己評価はあくまでシビアだった。
現在はOPBFランカーとして位置するが、日本およびWBO-APのランキングには名を連ねていない。「スーパーフェザー級はトーナメントもあり、大畑選手(大畑俊平=駿河男児)がチャンピオンになるなど動きがある。組まれた試合を一つずつ勝って、タイトルに絡んでいきたい」と、再びタイトル戦線へ浮上する意欲を口にした。
「今年で30歳になるが、兄や田部井さん(田部井要トレーナー)、ジムのおかげでボクシングが楽しい。さらに精進していく」。充実した環境を力に変えながら、鈴木は確かな歩みで頂点を目指していく。
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