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[試合後談話]2026.3.29

沖縄のリング熱狂! 若き拳が交差した新人王予選

沖縄のリング熱狂! 若き拳が交差した新人王予選

 平仲ボクシングスクールジム主催「IGNITE by MUGEN vol.3」が27日、沖縄・てんぶす那覇ホールで開催された。全8試合のうち4試合で西部日本新人王予選が行われ、若き拳士たちがそれぞれの未来を懸けてリングに上がった。

 勢いそのままに圧倒する者、思わぬアクシデントに揺れる者、そして課題と手応えを胸に次戦を見据える者――。

 結果以上に、それぞれの現在地が色濃く浮かび上がる一夜となった。

宮里阿連(琉球)がKO勝利

 第6試合、西部日本新人王スーパーフェザー級4回戦では、宮里阿連(18=琉球)と藤原洋司(33=竹原)が対戦。

 サウスポーの宮里がいきなり右フックで相手をぐらつかせると、終盤には右アッパーから左ストレートをヒット。続く2回、右ボディから右フックでダメージを蓄積させ、最後は連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

「全試合KOで勝つ」

 デビューから2戦連続KO勝利。それでも試合後の表情に慢心はなかった。「今日は雑になってしまった。一発で倒そうとしてしまった」。本来はラウンドを重ねる意識を持っていたというが、初回の手応えが逆に冷静さを揺るがした。

 一方で、ボディで崩して顔面につなぐ組み立ては狙い通り。「右ボディから左ストレートは練習してきた形」と語り、フィニッシュまでの流れには確かな手応えをにじませた。

「もっと強くなる」

 宮里は小学2年生からキックボクシングを始め、中学2年でボクシングに転向。キッズ大会U-15・U-18で全国優勝経験を持つ。「全試合KOで、全日本新人王になることが目標」と応えた宮里は、次戦に向けて「(仲井眞)重春会長と練習して、もっと強い宮里阿連で次戦に臨みたい」と決意を口にした。

 その言葉通り、破壊力と課題を同時に示した一戦となった。

右:宮里駿太(オキナワ)が次戦へ!

 第3試合の西部日本新人王バンタム級4回戦では、宮里駿太(20=オキナワ)が坂下龍之介(27=W延岡)と拳を交えた。

 初回、ジャブでリズムを作ると左カウンターでダウンを奪取。さらに終盤、左ストレートで追撃し主導権を握った。しかし2回、偶然のバッティングで坂下が左目を負傷。ドクターチェックの結果、試合続行不能となった。規定ラウンド未満のため記録はドローとなったが、優勢点により宮里が次戦進出を決めた。

「一番の目標は全日本新人王」

 試合後、「残念です」と率直な心境を語った宮里。それでも「レコードに引き分けが付いたのは残念だが、次戦に進めたので、そこは良かった。一番の目標は、全日本新人王を獲ることなので」と前を向いた。

 ダウンを奪った流れの中での中断に、「中間距離で膠着しそうだったので、接近戦を狙った」と振り返りつつ、バッティングについても「もっと注意すべきだった」と冷静に分析。

 不完全燃焼の中でも、確かな主導権を示した一戦となった。

満生敦巳(オキナワ)がKO勝利!

 第5試合、西部日本新人王フェザー級4回戦では満生敦巳(26=オキナワ)が吉田悠希(17=W延岡)と対戦した。

 満生はジャブで相手の顎を弾くと、左ボディから右フックでぐらつかせ、一気に距離を詰める。最後は右ストレート一閃でロープへ吹き飛ばし、レフェリーが即座に試合を止めた。

「スパーリングのつもりで戦った」

 連敗脱出を果たした満生は「今日は練習通りにできた」と安堵の表情。「試合と思わず、スパーリングのつもりでやったことが良かった」と語り、ここ数試合は思うように勝ち星に繋がらず、もどかしい日々を送っていたが、力みのない動きが結果につながったことを明かした。

「相手にやりづらいと思わせるボクシングができるように、練習を積み上げていきたい」。

 再起の一戦で掴んだ感覚を武器に、次戦へと歩みを進める。

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