[一夜明け取材]2026.3.19
26年ぶり快挙! 齋藤眞之助が雪辱戴冠

日本ライト級新チャンピオンの齋藤眞之助(30=石川ジム立川)が激戦から一夜明けた19日、喜びと課題を冷静に口にした。18日、後楽園ホールで開催された「KADOEBI BOXING.4」のセミファイナルで、同級1位の齊藤陽二(30=角海老宝石)との王座決定戦に臨み、激闘の末に悲願の戴冠を果たした。
石川ジム立川にとっては、リック吉村氏以来26年ぶりとなる日本王者の誕生。さらに齊藤陽二とは、2024年4月のライト級アジア最強トーナメントで対戦し、2回KO負けを喫しており、今回は雪辱戦でもあった。
先代の石川圭一会長、リック吉村氏が保持していた日本ライト級王座
「僕がチャンピオンになったことで、立川が盛り上がってくれたらなにより」。齋藤は、地域への思いを口にしつつも、その表情に大きな高揚はなかった。
「試合に勝った実感はあるが、チャンピオンになった実感は湧かない。齊藤陽二選手に勝つことだけを考えていた」。帰宅後も興奮が冷めず、一睡もできなかったという。
試合映像を見返し、「やるべきことはできたが、ボクシングレベルはまだまだ。もっと練習しないといけない。応援が力になった」と自己評価は厳しい。
初のタイトルマッチながら、試合では落ち着いた運びを見せた。「意外と緊張はなかった。腹を括ってリングに上がれた。試合前に陽二選手のインタビューを読んで『やってやるよ!』と気持ちが入った。前回は打っても表情を変えないことに焦ったが、今回は想定していたので、冷静に戦えた」と振り返った。
公開採点後は、距離を潰されて劣勢に立たされる場面もあったが、終盤に再び立て直した。「ずっと苦しかったが我慢した。後悔なく出し切ることに集中した。すべて出し切れば勝てると信じていた」と、勝負どころでの粘りを明かした。
戴冠後も浮かれる様子は一切ない。「実力はまだまだ。もっと練習しないと」と語る姿勢に、王者としての自覚と成長への飢えがにじむ。
齋藤は2016年9月、デビュー戦で初回40秒KO負けを喫する苦いスタートを切った。それでも、3度目の新人王挑戦で全日本新人王を獲得するなど、挫折を糧にキャリアを築いてきた。
「自分のような選手でもチャンピオンになれた。ほかの選手の励みになるなら、本当に嬉しい」。
遅咲きの新王者は、ここからが本当の勝負だ。
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>