[公開練習]2026.5.29
矢吹正道! 開催危機にも動じず!
IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者の矢吹正道(33=緑)が29日、名古屋市内のジムで練習を公開した。
6月6日(土)に愛知県国際展示場で開催される「3150 FIGHT vol.10」のメインイベントで、IBF同級3位のレネ・カリスト(31=メキシコ)を迎えて2度目の防衛戦に臨む矢吹は、WBC(世界ボクシング評議会)同級3位のタナンチャイ・チャルンパック(26=タイ)との4ラウンドのスパーリングを披露。
世界ランカー相手に緊張感漂う攻防を展開し、順調な調整ぶりをアピールした。
ここまで実戦練習は120ラウンドを消化。矢吹は「調整は順調にきている。2ヶ月くらい前から調整に入るので、体重も問題ない。年齢的に疲労が抜けない時はあるが、スパーリングで疲労が溜まった翌日は、シャドーだけなど自分の体と向き合いながら調整している」と、コンディション管理について語った。
5月23日と24日にキルギス共和国で予定されていたイベントが資金難で中止となり、6月6日の興行開催も一時は危ぶまれた。しかし、25日に都内で記者会見が開かれ、予定通り開催されることが正式発表された。
矢吹は「開催が危ぶまれた影響はない。数日間モヤモヤしたが、試合があるのは当たり前。あると思って準備をしてきた。もし、開催が危うくなっても、ファイトマネーがなしでも試合をやるのがプロだと思うし、その気持ちだった」と、強い覚悟を口にした。
この日のスパーリング相手を務めたタナンチャイについては、「身長があって、リーチもある。右のパンチも強いのでお願いした。(タナンチャイとのスパーは)圧倒することが多く、怪我をしないように消極的な時もあったが、今日のスパーはかなり気合いが入っていた。自分は少し力んでしまったかもしれない」と振り返った。
KO率94.7%という驚異的な数字を誇る矢吹は、今回の防衛戦について「理想は後半KO」とイメージを明かした。
タナンチャイは「矢吹はとても上手くてタイミングがいいのでKOするだろう」と王者を高く評価した。
また、タナンチャイに子どもが誕生したことを聞いた矢吹は、出産祝いとしてアンパンマンのおもちゃの詰め合わせをプレゼント。リング上の激しい攻防とは対照的に、和やかな一幕も見せた。
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